A.オゾンは通常の反応によっては、毒性のある副産物を生成しません。そのため二次公害の心配が無く、酸素が原料であるため随時任意の量が得られる利点があります。
その利点と前記の特徴を生かした利用方法として、上下水道の殺菌処理、医療分野や食品製造工程での殺菌・脱臭、食品原材料の処理・貯蔵、ホテル・病院・デパート・遊技場等の人が集まる場所での空気殺菌・脱臭、クリーニングでの漂白・殺菌処理、薬品製造過程での滅菌処理、一般住居内でも空気清浄機、トイレ脱臭、24時間風呂、等に幅広く利用されています。
特に上下水道の殺菌処理においては、30年以上前から欧州で導入されており、日本でも、東京の金町浄水場、大阪の淀川水系下の浄水場はすでにオゾン処理施設が導入されています。今後新設される浄水場においても、順次オゾン処理施設が導入される見込みです。 |